看護師育成

データ改ざん問題から思う看護師としての倫理観

【患者さま・ご家族の心を化粧ケアと傾聴でサポート
化粧ケア専門士&看護師豊永純子です】

看護倫理 医療 看護師

最近ニュースで取り上げられるデータ改ざん問題。

車、マンション、色々出てきます。
工期が間に合わない
コスト重視の為

色々な理由(認められはしませんが)があるようです。

医療の現場でも、データ改ざんではないけれど。
自分自身を試されている場面は多々あります。

例えば、私が居た手術室。
手術室は、使用する器械は全て滅菌された状態のものを使います。

しかしアクシデントとして落下したり
滅菌状態ではなくなってしまう状況があります。
それが、誰が見てもわかる状態であれば再滅菌しなくてはいけないと
その場にいる全員が考えます。

でも、誰も見ておらず自分だけが

「器械を不潔にしてしまったかもしれない」
「これは、滅菌状態を維持できていないかもしれない」
という場面があります。

その際に、その事を正直に伝えるか否か。

当然伝えるべきなのですが。

再滅菌を行うという事は、手術の進行が遅れてしまう。
ストップしてしまう事を表します。
在庫がある器材ならいいのですが。
1個しか在庫が無いものもあるのです。

「再滅菌かけます」と言えるか?
手術を遅らせてしまうと間違いなく医師から怒号のような声が・・。
それが嫌で、隠してしまう。
気づかない事にしてしまう。

その時に、自分自身が誰の為に手術をしているのか?
何のために看護師としているのか?
黙っている事で、どういうリスクが起こるのか?
考えられなければ。

怒られたくない
悪者にされたくない
とりあえず、順調に手術が終われば良い

という考え方では
患者さんの事は守れない。

看護師として、自分達がどうあるべきか?
何を優先すべきなのか?
を考える必要があります。

それを個人に任せるのではなく
組織としてしっかり考え方を養う教育。
それが必要ですね。